7.借金の延滞金はどの程度なのか?

7.借金の延滞金はどの程度なのか?

 

 

レンタルCDやDVDを返すのが遅れたときは、延滞料が発生します。それと同じように、借金でも延滞金が発生します。では、借金の延滞金はどの程度なのでしょうか?計算してみました。

 

 

借金の延滞金とは?

 

・借金の延滞金は「遅延損害金」と呼ばれており、返済が遅れたときに支払わなくてはならない、いわば罰金のようなものです。業者によっては「延滞利息」と呼んでいるところもあります。延滞金が発生したら、元金と利息と合わせて支払う必要があります。

 

・借金の延滞金は、下記の方法で計算されます。
借入残高×延滞金利率(年率)÷365日×延滞日数

 

・延滞金の利率は利息制限法で定められており、最大20%となっています。延滞金利率は業者によって様々ですが、アコムやプロミス、アイフルなどの大手消費者金融会社はだいたいが20%に設定しています。

 

・銀行系のローンの延滞金利率はまちまちです。例えば三井住友銀行だと19.94%ですが、りそな銀行は14%です。三菱住友UFJ銀行は、借り入れ時の金利がそのまま延滞金の利率として設定されるので4.6〜14.6%となっています。地方銀行も含めるとバラつきはありますが、銀行系はおおよそ14〜19%くらいのところが多いようです。

 

・ネット銀行の延滞金利率は、各社で特徴があります。楽天銀行は19.9%、じぶん銀行は18%ですが、ソニー銀行は14.6%ですしセブン銀行のカードローンには延滞金設定がないので、遅延しても延滞金は発生しません。

 

・クレジットカード会社は、三井住友カードとセディナが20%、オリコカードが18%となっています。信用金庫は14〜16%のところが多く、農協は14.5%となっています。

 

・全体的に低くて14%、高いと20%に設定されているようです。延滞金利率については、各金融会社の契約書やウェブサイトなどで確認してみましょう。

 

 

延滞金の計算

 

・延滞の日数は、延滞が開始した日から実際の支払までの日数です。延滞開始日は、どの金融会社でも本来の支払期日の翌日からとなっています。例えば本来の返済日が毎月15日で、実際に支払ったのがその月の25日だった場合、延滞開始日は16日からで25日までの間の10日間が延滞日数となります。

 

・どうしても返済日に返済できない場合は、事前に業者に連絡して返済日を延期してもらうこともできます。しかし、業者が延期に納得してくれたとしても延滞には変わりないので、延滞金は発生します。

 

・実際の延滞金を計算してみましょう。
借入20万円、延滞金利率15%、延滞日数10日
20万円×15%÷365日×10日=約822円

 

借入50万円、延滞金利率20%、延滞日数30日
50万円×20%÷365日×30日=約8,219円
このように、借入金が多ければ多いほど、利率が高いほど、延滞日数が多いほど延滞金は高額になってゆきます。

 

延滞金の支払い方法

 

・借金の延滞金を支払うタイミングは、次回の支払い時です。では、実際にいくら支払えばよいのでしょうか。

 

・延滞してしまっても、最少返済額を支払えばOKな金融業者がほとんどです。最少返済額とは、毎月返済するべき最少の金額です。

 

・最少支払額の内訳は、手数料(かからない場合もある)+前回返済日以降に発生した利息+元金となっています。延滞が発生すると、これにさらに延滞金が加算されます。

 

・最少支払額や延滞金の金額は、実際には業者が計算してくれますので、自分で計算する必要はありません。返済が遅れると業者から催促の電話がかかってくるので、その時に延滞金を加算して支払う旨を伝えると、支払金額を教えてくれます。

 

 

 

延滞金を支払わないコツ

 

延滞金を支払わないためには、どうすればいいのでしょうか?事前にできる対策をまとめてみました。

 

・メールサービスを利用する
延滞で一番多い理由が「返済日をうっかり忘れていた」というものです。うっかりミスを防ぐために、各金融会社で提供している返済期日を事前に通知するメールサービスを利用しましょう。各会社のマイページにログインして設定しておけば、支払期日に自動的に知らせてくれます。

 

・利息のみ支払う
通常通り返済するのは苦しい場合は、利息だけでも払っておきましょう。大半の金融業者は、利息のみの支払を認めてくれます。利息だけでも期日通りに支払えば、延滞金は発生しません。

 

・任意整理をする
債務整理の一種である任意整理は、債権者と債務者が話し合って新たな返済計画を立てることです。話し合いでは、借り手である債務者が利息や遅延の延滞金のカットや最少返済額の減額を申立てます。この際の交渉しだいでは、延滞金をすべてカットしてもらえることも少なくありません。任意整理は借り手が自分でやることもできますが、貸金業者によっては素人が交渉すると足元を見て減額を最小限にしたり、最初から交渉に応じてくれないところもあります。そのため、一般的には借金問題専門の弁護士に依頼して交渉してもらうことがほとんどです。