17.借金があっても就職や転職は出来る?

17.借金があっても就職や転職は出来る?

 

 

借金の返済で生活が苦しくなったので、収入を増やすために転職を考えるというかたもいるでしょう。でも、就職や転職の際に、借金があることが会社にバレるようなことはないのでしょうか?調査してみました。

 

 

借金があっても就職や転職はできます!

 

 

・借金があると、就職や転職の際に不利になるのではないか、と考えるかたは少なくないでしょう。しかし、結論から言うと、借金があっても就職や転職に不利になることはあまりありません。

 

・例えば延滞などを繰り返して、いわゆる「ブラックリスト」に載っていても就職や転職にはそれほど不利にはなりません。しかしあくまでも「それほど不利にはならない」ので、場合によっては不利になることを念頭に置いてください。不利になる状況については後述します。

 

・一般企業の場合、就職の面接の際に面接官が「借金の有無」を問うことなど、まずありません。また、面接に来た候補者のことを、裏で借金の経験があるかどうかブラックリストに載っているかどうなど調べることは、普通の企業であればまずありません。調査するにしても、それなりにお金も時間もかかります。企業としては借金の有無よりも、その人の人間性や仕事に対する熱意などを重視するはずです。

 

・ですので、たとえ借金があっても普通に就職や転職は可能です。むしろ、真面目に就職したり収入が高い会社に転職したほうが、安定した収入が望めるのですから、返済も楽になります。貸し手側の金融会社も、借り手である債務者がしっかり働いてくれたほうがちゃんと返済してくれるため、就職や転職に対しては後押しすると考えてよいでしょう。

 

 

就職や転職に不利になる場合もある

 

・ただ、どんな職業にも就けるというわけではありません。自己破産をしてブラックリストに載った人には、職業制限や資格制限が発生します。一部の職業は就職はもちろんのこと、転職もできません。どんな仕事に就職や転職ができないのか、説明いたします。

 

○自己破産してブラックリストに載った人が就けない職業

 

・弁護士、司法書士、弁理士
・公認会計士、行政書士、税理士
・中小企業相談士、通関士、社労士
・旅行業務取扱主任者、宅建取扱主任者、建築設備資格者
・警備員
・生命保険募集人
・教育委員会委員
・公的な後見人や代理人にもなれません。風俗営業の営業所管理者の仕事に就くことも不可能です。

 

・よく誤解されるのですが、一生上記の仕事に就くことができなくなるわけではありません。裁判所がその人が破産者であることを決定し、借金の返済を免除することを決めるまでの期間は、その職業に就けないだけです。その期間は約1〜2ヶ月程度といわれています。

 

・自己破産をしてブラックリストに載った場合、一定期間就けない職業は他にもたくさんあります。詳しい一覧を載せたサイトもあるので、参考にしてください。https://www.hayabusa-wakaba.com/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E7%A0%B4%E7%94%A3%E3%81%A8%E3%81%AF/%E5%B0%B1%E5%8A%B4%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E8%81%B7%E6%A5%AD/

 

・普通のサラリーマンであれば、就職や転職には何の問題もありませんし、パート・アルバイトも同様です。よっぽどの超大手企業でもなければ借金の有無を調べたり問題視することはありません。しかし、個人情報を調査したり問題にするのは、その企業によるとしかいえないので、その点は注意したほうがよいでしょう。

 

・真面目に働けば真面目に返済できるので、貸金業者も就職や転職については何もいいません。しかし、多重債務を抱えていて滞納している場合や、違法な闇金からお金を借りている場合は要注意です。悪質な業者になると、職場にまで取り立ての手が及び、会社に多重債務があることがバレてしまうこともあります。もしそのようなトラブルに巻き込まれた場合は、躊躇せず借金専門の弁護士に相談してください。

 

金融機関に就職できるか?

 

・借金があっても金融機関に就職できるかどうかについては、その金融機関しだいといえるでしょう。しかし、金融機関は社員の個人的な金銭問題についても厳しく管理するところがほとんどであり、採用の際に問題視することもあります。

 

・金融機関は面接の際に、借金があるかどうか自己申告させる場合があります。その人に借金があるかどうかすぐに調べることができるので、もしそこで嘘をついていればすぐに見抜かれてしまいます。

 

・住宅ローンや車のローン以外に借金があるかたは、金融機関への就職はあまり考えないほうがよいといえるでしょう。

 

 

就職や転職で不利にならない債務整理方法

 

・ブラックリストに載ると、一部の職業では不利になってしまったり、一定期間働けない職業があることは理解していただけたでしょう。それでは、ブラックリストに載らないような方法で債務整理すれば就職や転職に不安を感じずにすむのではないか?と思うかたもいるでしょう。

 

・実は、ブラックリストに載らずに債務整理をする方法はあります。自己破産をしてしまうと官報に載るので、会社だけではなく誰でもあなたの借金を調べることができます。しかし、債務整理方法の中でも自己破産ではなく、任意整理や個人再生だと職業制限や資格制限がないので、安心して働くことができます。

 

・ブラックリストに載らずに債務整理をしたい場合や、もし資格職に就いていて仕事を中断したり仕事の信用を失いたくないと思っているかたは、迷わず借金問題に詳しい弁護士に相談してください。借金専門の弁護士であれば、任意整理や個人再生をする方法について教えてくれるはずです。